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『幸せ感』という言葉が、私を支えてくれた理由

  • raytsunoda
  • 1月20日
  • 読了時間: 4分

「幸せ感」という言葉について


「幸せ感」という言葉は、

自分の中では確かにしっくりきているのに、

うまく言葉にできないまま使ってきた感覚でした。


幸福感、幸福度、幸せ度。

どれも正確で、間違ってはいない。

けれど、私が感じてきたものとは、少し距離があるように思えていました。


それらの言葉は、多くの場合、


  • 統計で測られ

  • 比較され

  • 評価され

  • 「高い/低い」と語られます


けれど、私が探していたのは、

そうした枠組みの中で語られる言葉ではありませんでした。


それは「状態」ではなく「瞬間」に近い


「幸せ感」は、


人生全体の満足度でも、

成功の結果でも、

前向きであり続けるための意志でもありません。


むしろ──


  • 深呼吸をして、気持ちが少し落ち着いた瞬間

  • 今日を、静かに終えてもいいと思えた時間

  • うまくいかなかった一日を、そのまま受け止められたとき

  • 誰にも見せない言葉を、そっと書き留めたとき


そんな、とても小さく、静かな感覚に近いものです。


長く続く必要もありません。

説明できる必要もありません。

誰かと共有しなくてもいい。


ただ、

**「今、少し気持ちが楽だな」**と感じる、その一瞬。

それが、私にとっての「幸せ感」です。


立ち止まった時間の中で、気づいたこと


二年半ほど前、

私は45年にわたる仕事人生を、思いがけない形で終えることになりました。


振り返ると、嬉しかった記憶は決して多くはなく、

失敗や苦難、苦痛のほうが強く残っています。


そして最後は、

それまで積み重ねてきたものが、

一気に崩れるような終わり方でした。


一瞬で、ほとんどすべてを失ったように感じ、

深い絶望感と、大きな喪失感だけが残りました。


当時は、何をどうすればいいのか分からず、

ただ一日をやり過ごすことで精一杯でした。


そんな中で、唯一続けられたのが、

朝のストレッチと、夕方のウォーキングでした。


結果的にこの習慣は五年ほど続き、

距離にすれば、日本列島を何度も往復するほどになります。

今思えば、自分でも驚くほど、よく歩いていたと思います。


仕事中心だった生活から離れ、

毎日歩き続けるうちに、心と体が少しずつ整っていきました。


頭の中にあったモヤモヤが、少しずつほどけていき、

「自分には、まだやれることがあるのかもしれない」

そんな感覚が、静かに芽生えてきたのです。


すべてを失ったと思っていた中で、

振り返ってみると、確かに残っていたものがありました。


それが「健康」と「自由」でした。

この二つに気づけたとき、

ようやく、前を向いて呼吸ができるようになった気がします。


私を支えたのは「小さな感覚」でした


朝、少し眠れたこと。

ウォーキングで空を見上げられたこと。

今日は無理をしないと決められたこと。

自分の言葉で、正直な気持ちを書けたこと。


それらは、誰かに誇れるものではありません。

評価もされません。

数字にもなりません。


けれど、確かに、心が軽くなる感覚がありました。


「この感じで、今日はいい」

「今の自分で、十分だと思えた」


そう思えた、そのささやかな感覚こそが、

私にとっての「幸せ感」だったのだと思います。


「幸せ感ナビ」という名前に込めた理由


このアプリに「幸せ感」という言葉を使ったのは、

大きな理想を掲げたかったからではありません。


むしろ逆です。


  • 無理に前向きにならなくていい

  • 成長し続けなくてもいい

  • 何かを達成しなくてもいい


ただ、


今日を少し穏やかに過ごせたか。

自分らしい感覚を失わずにいられたか。


その小さな手応えに、そっと気づくためのナビでありたい。

そう思ったからです。


「幸せ感」は、人それぞれでいい


幸せ感は、人によって違います。

同じ人でも、日によって違います。


だから、正解はありません。

比べる必要もありません。


このアプリやブログで伝えたいのは、


「幸せになろう」ではなく、

「自分なりの感覚を、ちゃんと感じていい」

ということだけです。


最後に


もし今、

人生が思った通りに進んでいなくても、

気力が湧かなくても、

言葉にできない違和感を抱えていても。


ほんの一瞬、

**「今、少し気持ちが楽だな」**と感じられたなら、

それは立派な「幸せ感」だと思います。


私はその感覚に、何度も助けられてきました。

だからこれからも、この言葉を大切に して いきたいと思っています。

 
 
 

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